ANA外部出向計画を発表。社員をホテルや家電量販店へ

ANA外部出向計画を発表。社員をホテルや家電量販店へ

2020年12月6日 0 投稿者: 智優

国と国との往来禁止、そして日本国内での行き来の自粛が要請され、新型コロナウイルスによるこれらの影響で移動需要が低下し、航空会社は運航便を減らさざるを得ない状況に陥った。運航便を減らすことは売上の低迷に直結し、飛行機を飛ばして初めて売上が立つのが、航空業界なのだが…

このような状況により、ANAは経営に大ダメージを受けている。2020年10月に発表した2021年3月期第2四半期の連結業績(2020年4~9月)は、売上高が前年同期比72.4%減の2,918億3,400万円で、営業利益と経常利益、そして最終損益はいずれも赤字に転落している。

2021年3月期第2四半期の通期(2020年4月~2021年3月)見通しでは、最終損益が5,100億円の赤字となる見込みだ。

そんな中、ANAが社員の異業種への外部出向計画を発表した。

計画についてANAは以下のように説明している。

「接遇サービススキル向上や交流を通じた人財育成と、グループ外企業での就労経験で獲得した知見などを、ANAグループにおける新たな価値の醸成に活用することを目的として、人員が不足しているANAグループ外の企業などへの出向を実施」

人材の育成と出向先で得た知見をANAの将来に生かすことも狙っているようだ。なお、外部出向は公募制となっている。

出向き先としては次が挙げられている。

ホテルのコンシェルジュを外部出向先として有力視しているよう。

大手家電量販店のノジマや高級スーパーとして知られる成城石井などが候補に挙がっているようだ。

コールセンターなども出向先の候補となっているほか、企業の受付・事務・企画業務などを担当させる計画もあるようだ。

自治体も候補に挙がっている。例えば、佐賀県はANAグループから10人を早々に受け入れる方針のようだ。そのほか、石川県や三重県、鳥取県などでも受け入れの検討が始まっており、観光や子育ての分野で活躍してもらう考えだという。

また、人材サービス大手パソナ、通信大手KDDIへの出向も募集しているようだ。